1978-10-20 第85回国会 参議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号
○野田哲君 児玉が、P3Cの分離輸入の動きに備えて、国防省に分離輸入は認めないような決定をさせるように助言をしたと、こういうくだりがあるわけですけれども、児玉が分離輸入の動きを、そういう情報をどこから得たのか、これは調べの段階でわかっておりますか。
○野田哲君 児玉が、P3Cの分離輸入の動きに備えて、国防省に分離輸入は認めないような決定をさせるように助言をしたと、こういうくだりがあるわけですけれども、児玉が分離輸入の動きを、そういう情報をどこから得たのか、これは調べの段階でわかっておりますか。
そしてその中で、コンピューターとそれから機体との分離輸入の動きが出ているので、これを阻止することが必要である、こういうことで動いてきたと、こういう冒頭陳述があることを承知をされておりますか。
児玉が分離輸入云々の問題について助言をしたと、これはだれかからそういう情報を得て聞いたんではないかと、こういう御質問に対して、私がお答えしました趣旨は、児玉が夢に見てそういうことを考え出すわけもなかろうからどっかからそういう情報を得て流したものでございましょうと、その経緯につきましてはいずれ公判で明らかになるでございましょう、かようにお答えしたつもりでおります。
法務省は、児玉、小佐野のP3Cの関連の動きについて、すでに内閣委員会等でわが党の山中委員の質問に答えても、特に児玉の情報活動について、児玉譽士夫が分離輸入の問題について、これを粉砕しなければロ社に有利な状況が生まれないという助言をしておる問題について、すでにこのことは冒陳に書かれておるわけですが、これを、この情報をどこから入手したか、どのような方法で入手したかということをいまから調べ上げていくというふうに
○小巻敏雄君 夢に見て助言をするというようなことは当然考えられないことで、分離輸入か国産か、それとも完成製品の輸入かというようなことを討議し、決める場所は一体どこなんですか。防衛庁以外にあるんでしょうか。いかがですか、防衛庁長官。
で、いま防衛庁としては何ら問題がないみたいにおっしゃいましたけれども、たとえば伊藤刑事局長が、これもやはり参議院のロ特委で、要するに分離輸入の助言をしたことは、やっぱりそれはそれなりのルートを通ってきたことだというふうに考える以外にないという趣旨の答弁もされています。私はそこら辺にも大きな問題があると思います。時間がありませんのでそれには深入りはいたしません。
児玉公判の冒頭陳述に、結局児玉譽士夫が分離輸入その他の問題に関して決定をしてもらうようにした方がよいという助言をロ社にしたとか、米国のつながりとの関係でそうした問題が冒頭陳述で出されています。それから小佐野公判の関係にすれば、ロッキード社がP3Cを日本政府に売却する活動を援助してもらいたい旨依頼し、小佐野はこれを了承したと、こういうことが冒頭陳述に述べられています。
そこで、国内に対するP3Cをめぐる工作でありますが、冒陳によればロッキード社として分離輸入はできない、そのことをアメリカ国防省に工作をした方がいいと児玉がロ社に対して指示ないし助言をした、ロ社はその児玉の指示に従って国防総省に工作をしたかどうか、その点はいかがでしょうか。
といいますのは、当時私どもは分離輸入というものを促進するという意味で検討しておったわけではございませんで、いろいろな選択の一つとして考えておったわけでございますので、防衛庁が分離輸入に傾いたということを言ったこと自体がむしろ必ずしも正確ではなかったんだというふうな考えを持っておるわけでございます。
○矢田部理君 そこで防衛庁に伺っておきますが、防衛庁もたしか五十一年のカナダ方式、これは分離輸入ということで決められていったわけでありますが、それ以前はアメリカの分離輸入はできないんだ、機体と内部の機器とは一体のものとして売るんだという説明を額面どおり受け取っておったわけですね。それは防衛庁としてはいつごろまでそういう受け取り方をしておったんでしょう。
昨日衆議院の内閣委員会で大出議員等の質問に答えられて、次期対潜哨戒機に関し、CP40オーロラをカナダ国防軍が採用したことによって、S3AバイキングのEDPSを検討の対象とされておるように答弁されたようでありますが、このS3Aバイキングの電子情報処理装置の分離輸入が可能であるということについては、すでにアメリカの国防省等の正式な回答を得ておられるのかどうか、この点ひとつ御説明いただきたい。
○久保亘君 ということは、もしS3AのEDPSを分離輸入することが可能であるということになってくれば、結論的に言えば、機体国産、そしてこの電子情報処理装置は輸入、バイキングのものを使うと、こういう方向が防衛庁の一つの考え方としてあると、こういうふうに考えてよろしいんですか。
○田渕哲也君 そうすると、今回はともかくとして、いままではやはり分離輸入の可能性についてはアメリカ側に打診をしておるわけですね。それに対するアメリカ側の正式の回答があったのか、この点はいかがですか。
○田渕哲也君 新聞報道が私は全くでたらめを書いておるとは思えないわけですけれども、その際、分離輸入の可能性についてアメリカ側の意向を打診したと、こういう事実はないわけですか。
○説明員(江口裕通君) 分離輸入とおっしゃいましたのは、いわゆるEDPS等の分離輸入の、導入の問題であろうかと思いますが、先ほども申し上げましたように、航空機課長に出しました任務というものはあくまでFXでございまして、Pの問題について話をしてこいということは一切申しておりません。
いま新聞に出ている、ブラウン議長にあなた方が言われたP3Cの装備だけを分離輸入するとかなんとか、それだって一つの方法でしょう。現実に、たとえばP3Cが積んでおるコンピューター、これはユニバック、これは独走です。これの販売権、製造権、全部アメリカ海軍が握っておる。これはつくろうったってつくれはせぬのですから、これにまさるコンピューターというものが日本で開発できますか。開発能力がありますか。